扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

関西文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年5月2日 
  • 【恵文社コラボ】第4回関西文学サロン月曜会「氷」



5/2に行われた第4回関西文学サロン月曜会。日中は熱くなりましたが、初夏のひんやりした感じを味わうということで今回の課題本は、「氷」です。GW真っ只中にもかかわらず参加された29人の皆様ありがとうございました。



今回の課題本は非現実的なところもあり、スリップストリーム文学と位置づけられています。「課題本の読了」、「他人の意見を否定しない」のルールのもと読書会が始まります。どのような意見が出たでしょうか?4つのチームから出た意見を一部紹介いたします!(※各チームには「ファシリテ―ター」という有志で司会進行をしてくださる方がいますが、決して本書の専門家というわけではありません。)



全体的に冷たい感じなところもあり、なかなか感情移入できないという共通の意見も出ましたが、普段手に取らない本を読めるのは読書会の魅力の1つだと思います。

一方で、明晰な文章で「見たことない景色」の描写でそれを想像して楽しむことができたという意見もありました。



登場人物や物を何かに置き換えて読んでみると面白く読めるのでは?という意見があり、登場人物の関係から、恋愛小説であったり、家族との関係を記述しているのでは?と推測されたりしていました。中には他の媒体から作家の人生など調べた上で登場人物や物を何かに置き換えて読んだ方がいらっしゃり、同じテーブルにいた参加者は非常に納得されている様子でした。



結末については意見が分かれました。どう捉えるかは読み手によって変わりますが、そこを語り合って共有することで新たな視点を見つけることができます!

月曜会では、その回ごとに指定されたドレスコードがあります。ドレスコードは、参加者の服装など装いに一定のテーマや決まりを設定することにより、会をさらに楽しくする『遊び』を取り入れています。今回は「ブリッティッシュスタイル」で、以下各テーブルから選出されたベストドレッサーの皆様です!皆様思い思いのスタイルを楽しんでらっしゃいます♪



関西で開催されておりビジネス書を主に扱う「関西アウトプット勉強会」の紹介もあったので、こちらも紹介させていただきます。

5/23(土) 吉川浩満著「理不尽な進化:遺伝子と運のあいだ」



興味を持たれましたら下記リンクをご確認下さい。

http://www.bookreading.nekomachi-club.com/schedule/20970

続きまして懇親会。「ブリティッシュスタイル」繋がりでイングリッシュ・ティーパーティー風!食事も課題本、ドレスコードと合わせると場の雰囲気がいっそう良くなり会話も弾みます(^^)





次回の課題本は、 宮沢賢治「銀河鉄道の夜(新潮文庫版)」で、6/6(土)の開催を予定しております。

読まれた方もたくさんいらっしゃるかと思われますが、この本について語る場は希少だと思います。申し込みはお早めに!

文: ケンサク 写真: しんちゃん

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