扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2015年10月18日(日) 
  • 第70回 東京文学サロン月曜会 尾崎翠 「第七官界彷徨」

夏の思い出がすっかり過ぎ去った
秋の気配が街全体を包んでいるかのような秋晴れの日曜日。
70回目の猫町倶楽部東京月曜会の定例会は、
いつも(といってもいいでしょう)の代官山 Chano-maで開催されました。

チャノマ


サポーター(ボランティア運営スタッフ)を中心に、
猫町倶楽部の運営は行われていますが、
今回で一部の東京月曜会のサポーターが退任となり、新しいサポーターに
そのバトンを渡す入れ替わりの回でもありました。

なので、定例会前のランチミーティングにはいつも以上に熱気があるような。。



また、読書会の議事進行をしていただく、
ファシリテーターの交流会も、読書会の前に行っています。



ファシリテーターの皆様も、すべてボランティアの参加者の方々です。
猫町倶楽部は、一人一人の参加者が主役となって、
素晴らしい読書空間と体験を創りあげる場所でもあります。

ファシリテーターをやることで、また違った見方で
読書会を楽しむことができるのです。


さあ、今日も準備ができました。受付のスタンバイもばっちり!

今回の課題本は尾崎翠『第七官界彷徨』です。
(ちなみにしおりはサポーターの手作りです)



独特の世界観と、少女漫画の源流とも言われる、知る人ぞ知る作品です。
尾崎翠の創りあげた世界観と、登場人物の感性をどのように解釈したのか?
第七官とはいったい何なのか? などなど、活発な議論がそれぞれのテーブルで繰り広げられました。



今回は大入りの120名の方に参加して頂いています!




月曜会といえば、ドレスコードも一つの楽しみでもあります。

今回のドレスコードは主人公・町子の赤い髪にちなんで、「赤」です。



ドレスコードでそれぞれのテーブルから選出されたベストドレッサーの皆様です!

皆様思い思いの解釈でドレスコードを楽しんでいらっしゃいますね。
まったくの初対面なのに、同じブランドの色違いの服を着てきたというミラクルもあったとか!




ベストドレッサーになるとこちらのしおりや
選出5回ごとに特製のノートがプレゼントされます。

しおりの裏にはベストドレッサーだけが読むことができる
素敵なメッセージが書かれているとかいないとか。。。



読書会が終わった後に今回は次回の旅行の告知などの
プレゼンが行われました。



ユーモアたっぷりのプレゼンに
参加者の笑いが起こることもしばしば。
プレゼン後はそのまま同じ会場で懇談会が行われます。



ほとんどの参加者の方が読書会に引き続き参加されますし、
何よりも共通の本を読んでいるということで、
初対面の方でも話題に困ることがないのです。





そして、次回の東京月曜会は、読書会一泊旅行
ゲストに小説家の海猫沢めろん先生をお招きします。

課題本は海猫沢めろん先生著作「全滅脳フューチャー!!!」または「愛についての感じ」のいずれか、またはその両方です。

一緒にバスで移動もして頂きますし、読書会にもご参加頂きます。
現役の小説家の方とその著作について直接お話しできること
なんてなかなかあることではないですし、
もしかしたら、個人的に仲良くなれちゃうかも??

初参加の方や参加歴が浅い方にこそ、ぜひ参加して頂きたいと思っておりますので、
ご参加をお待ちしています!

記:ぺけくん   写真:耳らっぱ、ひとみ

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