猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2015年11月1日(日)
- 豊崎由美 の 猫町書評講座@東京 第2回
そろそろ季節は秋から冬へと移りかわろうとしている11月の1日。渋谷のダブルトールカフェでは、二度目の猫町書評講座が行われました。
今回も参加者のみなさんには、事前に書評を書いていただいてます。書評は、以下の3冊の課題本のなかから好きな一冊を選んで書いていただきました。
エドゥアルド・メンドサ 「グルブ消息不明」 東宣出版
フリードリヒ・デュレンマット 「失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選」 光文社古典新訳文庫
東山 彰良 「流」 講談社
そしてこの講座は書評を書いて提出するだけでは終わりません。みなさんには、提出された書評を1~10点で評価していただきます!!しかしその採点は持ち点制なので、点数のつけ方はとっても悩むところです。その集計結果は、書評講座当日に発表されます!!みんなドキドキです。
さて、そんな心境で迎える当日。今回も講師はこの方、豊崎由美さんです!!
ぞくぞくと参加者のみなさんが集まり、講評が始まります。
今回も一つ一つの書評についての講評を丁寧に行ってくれる豊崎さん。また書評とともに、事前に集計した点数についても採点の根拠について豊崎さんに聞かれます。書評を「書く力」と「読む力」。両方伸びるのが『豊崎由美の書評講座』なのです!!
「あらすじだけの書評があってもいい。きちんと読めている人のあらすじはそうでない人のものとはまったくちがう。」
「書評を採点するときも耳触りのいい言葉にだまされず、きっちりと細部まで書評を読み込むことが大事。」
など、今回も貴重なお話がいくつも飛び出し、今回も若干延長した白熱の書評講座でした!!
さて、そんな白熱した書評講座でしたが、今回提出された書評のなかでいちばん参加者の皆さんの評価を集めたのは…..
デュレンマットの 「失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選」で書評を書いた 次郎さん でした!! おめでとうございます!!
さて、書評講座のあとは、これまた楽しい懇親会です!!
どこのテーブルも書評片手にみなさんで作品の講評をしあったり、なんといまから次回の書評の構想を練っている参加者もいらっしゃいました。
二度目の書評講座も大盛況のうちに幕を閉じました!!ありがとうございました!!
次回の開催は 2016年 2月 7日 (日) を予定しております。
それではまた次回の書評講座でお会いしましょう!!
【文】あおき
【写真】耳ラッパ あおき