猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2016年2月6日(日)
- 『ドストエフスキーから読むか、亀山郁夫から読むか?―「新カラマーゾフの兄弟」決起集会』
2月にしては穏やかな日曜日、名古屋月曜会特別イベント、
『ドストエフスキーから読むか、亀山郁夫から読むか?―「カラマーゾフの兄弟」と「新カラマーゾフの兄弟」』-を開催しました。
「新カラマーゾフの兄弟」の著者 亀山郁夫さんをお迎えした会場は、小説のなかでも実際に登場する名古屋・藤が丘のJAZZ茶房靑猫です。
今回は読む前の決起集会。猫町倶楽部は読書会なので、課題本を読まなくても参加できるとても貴重な会です。
2014年には、名古屋月曜会で「カラマーゾフの兄弟」を読む、長編読書会(全3回)が行われました。その時にも亀山先生から日本を舞台とした続編「新カラマーゾフの兄弟」を構想、執筆中であることのお話がありました。あれから2年、今回は「新カラマーゾフの兄弟」の読書会(今回を含め全3回)の開催です。
まずは、亀山先生の講演会からスタートです。
「新カラマーゾフの兄弟」を書くきっかけとなった先生ご自身の貴重な体験や、「カラマーゾフの兄弟」の新訳を出されたときのお話、そして、今回の小説に込めた思いなどをお話いただきました。
もちろん、原作のドストエフスキーや「カラマーゾフの兄弟」に関することも、猫町倶楽部のイベント用に作ってくださった資料を使ってレクチャーしていただきました。
「新カラマーゾフの兄弟」の舞台となる1995年の時代背景や当時のロシアの情勢など、小説を読むにあたってのポイントも解説。
今回は著者ご本人から、小説にまつわる貴重なお話を聞くことができ、これから物語を読む楽しみが増えるネタ満載の講演会になりました。
講演会終了後には、一人ずつに丁寧なサインも!
さて、今回の懇親会は、亀山先生を囲んで「たけ・やさいや」さんの出張料理!
懇親会場もそのまま靑猫にて、出来たてのほやほやのお料理をいただくことができました。
課題本にちなんでロシア風のオリジナル料理も2品入った特別メニューです。
「オリビエサラダ(ロシア風ポテトサラダ)は自家製スモークチキンを入れ、自家製マヨネーズで合わせ、さっぱりしたグリーントマトとレッドトマトをあしらいました…」
と、メニューについて、料理人 中山さん。
こだわりの食材に色とりどりのお料理!どれも、とっても美味しかったですねー!!
こちらは、ロシア風ミートボールの「ヨーシキ」
美味しい料理を楽しみながら、もっと聞きたいこと、話したりないことなど、亀山先生を囲んでお話はつきません。
今回は猫町倶楽部初参加の方はもちろん、東京や滋賀県からの遠征の参加者さんもいらっしゃいました。
そして、少し早めでしたが、亀山先生のお誕生日を参加者のみなさんと一緒にお祝いしました!!
「おめでとうございまーす!!」
小説では、「白いフクロウ」も登場します。
最後に亀山先生と参加者全員でパチリ。ご参加ありがとうございました!!
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」を読んだ方はもちろん、まだ読んでない人も、途中で挫折した人も、このイベントは絶好のカラマーゾフ入門になるはず!
ご興味のある方は「新カラマーゾフの兄弟」読書会にぜひご参加ください。
お待ちしておりますー!!
【今後の予定】 いずれも亀山先生のレクチャーあり。 会場はJAZZ茶房青猫
◆上巻読書会 3月13日(日)
(現在参加募集中です。「開催スケジュール」よりお申込みください。)
◆上下巻読書会 名古屋文学サロン月曜会5月定例会にて開催
mixiでは「カラマーゾフの兄弟」長編読書会の「今、どこ読んでる?」トピを「新カラ」版として、また復活させます。こちらも、ぜひご覧ください。
http://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=2226186&id=79227699&comment_count=22
そして、『新カラマーゾフ・プロジェクト』では、関連した課外活動も企画中です。お楽しみにー!
(文:ちかお 写真:okko)