猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2016年08月21日(日)
- 浴衣会 第80回 東京文学サロン月曜会 松尾芭蕉 「おくのほそ道」
台風が接近する中、天候が危ぶまれましたが、当日は見事な快晴。 第80回 東京文学サロン月曜会 松尾芭蕉 「おくのほそ道」は、8/21(日)に万緑が美しく映える清澄庭園大正記念館にて開催されました。今回は年に一度の浴衣読書会。風雅な浴衣姿での読書会となります。
今回の課題本は日本文学の古典中の古典、俳句と紀行文からなる『おくのほそ道』 どんな読書会になるのか楽しみです。
課題本にピッタリの見事な庭園。早めに到着され散策を楽しまれる方も。
15時からいよいよ読書会の開始です!司会は浴衣に身を包んだ謎の美女。その艶やかな姿に参加者の皆さんもハッと息をのまれたことでしょう。
読書会は8人ほどのグループに分かれて進行します。猫町倶楽部のルールはたったひとつ。『他の参加者の意見を否定しないこと』 緑豊かな庭園を眺めながら、参加者が作品について自由に語り合います。「世界で最も短い詩」とも言われる俳句。無駄がいっさい省かれ研ぎ澄まされた言葉の芸術についてさまざまな意見が交わされていきます。
芭蕉が辿ったみちのくの旅路に思いを馳せつつ、気に入った句について語るもよし。芭蕉忍者説や、芭蕉と弟子の曽良の関係など作品の背景に踏み込んだ意見も。助詞の違いによる微妙なニュアンスの違いなど、語り合ううち作品に対する読みはますます深まっていきます。
一区切りついたところで、庭園に出て散策。参加者の皆さんの浴衣姿が庭園に映えます。即興で作句される方も。下駄を引きずり風流を感じながら、日常から離れた時間がゆっくりと過ぎていきます。
読書会が終わり、いよいよ恒例のベストドレッサー賞の選出です。選ばれた方に服装のポイントについて語っていただきます。
深い藍の色と花模様のコントラストが鮮やかですね!
こちらは大正ロマン風。即興のハーモニカ演奏に会場も盛り上がります!
そして謎の美女の堂々のランクイン。妖艶な浴衣姿にますます会場が沸きあがります!
と、ここにきて種明かしとなりますが、実はこの方男性なんです!なんと見事な変身ぶりでしょう。
帯の中に泳ぐ金魚が涼しげです。
異国情緒あふれる個性的なデザインですね。
最後に記念撮影。まずは女性から。雅です!
お次は男性陣。粋ですね!
そして最後に全体写真。さすがに壮観です!
懇親会はそのまま読書会会場で。楽しい宴の時間です!
懇親会では席の移動も自由です。読書好きの仲間との交流がますます盛り上がっていきます。
宴たけなわの中でのお開き。読書会も懇親会も大盛り上がりでした。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。語り足りないとこの後3次会へ繰り出す方もたくさんいらっしゃいました。
記:こじろう 写真:みほ、こじろう