扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2016年9月24日(土) 
  • 【開催レポ】東京アウトプット勉強会 『これからの「正義」の話をしよう』

9月24日。東京ミッドタウンにあるシスコシステムズの会議室にて猫町倶楽部東京アウトプット勉強会第88回定例会が開催されました。
今回の課題本は過去課題本の人気投票”猫町総選挙”を経て8月定例会でのビブリオバトルで決定したマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』です。
過去課題本になったのは第20回で、今回は第88回定例会なので歴史を感じます。


当日はあいにくの雨模様でしたが、70名を超える参加者がいらっしゃいました。

なお、今回はいつもと異なる試みがありました。
猫町倶楽部では7~8人で一班をつくり、読書会の最中はファシテーターと呼ばれる司会進行役があらかじめ決まっています。
しかし、今回は当日の話合いでファシリテーターを決めようということになりました。

スムーズな運営が行われるように、開始前にはサポーターで綿密な打ち合わせが行われました。
全員いつになく真剣な表情をしています。


アイスブレイクでなごんだところで、ファシリテーター希望のアンケートを行いました。参加回数少なめの参加者の方もかなり立候補してくれたようで運営側としてはうれしい限りです。急にファシリテーターをすることになっても準備をしてないからどう進めていいか分からない、なんてことがないように「話したいことシート」にあらかじめ記入をしてもらいました。


困ったら、ここから話題を振ればいいので安心です。
アウトプット勉強会ではファシリテーターをすることが一番勉強になりますし、醍醐味だと思います。


前回課題本になったときは小説家・エッセイストの中村うさぎさんが参加されていたそうで、本の内容をリアルな生活と絡めてお話をされていて説得力がすご過ぎたという話や、身近な共同体というとどうしても「会社」のことを話題にしてしまいがちのところを「この本は公共について書いてある本なので、会社はちょっと対象としてはずれてます」と軌道修正してくれる方がいたりと様々なバックグラウンドや知識がある方々が集まる読書会だからこそ出る話題もあり、あっという間に時間は過ぎてしまいます。

そして、恒例の全体写真で記念撮影!


読書会終了後は懇親会となります。東京アウトプット勉強会の懇親会では、はじめの1時間は読書会の班ごとに座ります。その後、「ゆる席」といわれる各テーブルに設定されたテーマ席に各参加者が自由に移動します。


今回の懇親会テーマは、「映画」「少女漫画」「酒」「話したりん」「猫町初心者」「旅」「フリートーク」でした。「酒」がテーマの席では酒好きだからこそ知っているおいしい日本酒がお得に飲めるお店の情報共有が行われ、とても有意義だったそうです。

毎度のサポーター集合写真ポーズテーマはジャスティス(正義)の『 J 』
ポーズが逆のような気がするのは私だけでしょうか・・・


来月の課題本は岸 政彦著「断片的なものの社会学」です。10月22日、東京ミッドタウンのシスコシステムズでの開催になります。また、皆様のご参加をお待ちしています。

(文・おみつ 写真・You、もこ)

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