猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2016年12月11日(日)
- フィロソフィア東京 第2回 プラトン『饗宴』
5月開催の第1回定例会よりスタートを切りました「フィロソフィア東京」。
待望の第2回定例会が12月11日(日) 開催されました。
課題本は、プラトン『饗宴』。
約2,500年前に書かれた、エロス賛美の対話篇である本書は、当分科会の名称「フィロソフィア」の由来を語る上で避けては通れない1冊です。
会場は門前仲町にある「深川東京モダン館」。
昭和7年(1932)に東京市営の深川食堂として建築され、平成20年(2008)には国登録有形文化財建造物にも登録された由緒ある建物です。
ただ今設営中です。
『饗宴』の舞台である古代ギリシャにちなんで、サポーター一同も月桂冠をかぶって参加者の皆様をお出迎え。
約50名の参加者が7つのテーブルに分かれて15時30分に読書会がスタート。
今回、ファシリテーター(進行役)は各テーブルでの話し合いで決定しました。
自己紹介の後、参加者に1枚ずつ書いていただいたカードの内容を元に、ファシリテーターが中心となってテーブルごとに読書会が進んでいきます。
少年愛という当時の風習や古代ギリシャ人の価値観について、ソクラテスをはじめとする才人それぞれの愛やエロスについての演説の内容や登場人物同士の関係について、美のイデアとは…等、各テーブルで思い思いに話は弾みます。
また、複数の出版社の翻訳を読み比べたり、関連書籍を読んだ上で読書会に臨まれた参加者も。議論を深める一助となったようです。
最後に参加者全員で記念撮影を行い、無事読書会終了となりました!
読書会の後は、近くの居酒屋に場所を移して懇親会を開催。
忘年会シーズンということで、博多風もつ鍋を囲んで参加者同士の交流も熱く盛り上がりました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
次回開催は来年17年2月12日(日)、課題本はオルテガ・イ・ガゼット『大衆の反逆』を予定しています。
詳細は猫町倶楽部HP、mixiなどで順次お知らせいたしますのでお待ちください。
文:凪 写真:ぎょく