猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 7月28日(土)
- 名古屋月曜会の浴衣読書会 7/28(土)第56回 角田光代「曾根崎心中」
月曜会、夏の風物詩「浴衣読書会」も今年で4回目となりました。
36度を超す猛暑日、名古屋城をぐるりと裏手へ回ると、そこには…
名古屋市内とは思えない深い木陰と石畳。
通常、一般公開されていない茶室、4つの建物に分れての開催です。
さて、いよいよ読書会開始。今日の課題本は「曾根崎心中」
ご存知近松の世話物を、
角田光代が遊女お初の心映えを通して描いています。
徳兵衛の人となりや最期のシーンに、解釈の幅を持たせた作品だったせいか、
現代に生きる月曜会女子には、色男の徳さまも不人気だった模様。
選択肢の少ない時代、ある意味幸せなのかも、という声も聞かれました。
ベストドレッサーのみなさん
鮮やかなグリーンのうちわが浴衣に映えます。 浴衣読書会参加者だけのプレミアム。
デザインは月曜会サポーターで、名古屋会場リーダーのジャスミン。です。
デザインは月曜会サポーターで、名古屋会場リーダーのジャスミン。です。
二次会も8割を超える参加で大いに盛り上がりました!
暑い中ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
後日(8月4日)代表の発案で、10名で大阪の文楽劇場まで曾根崎心中鑑賞にも行きました。
縁の下に徳兵衛を隠しての名シーンを演じるために、文楽の女性人形にしてはめづらしく「足」があること、その足で心中への覚悟を確かめ合うときの恍惚とした表情を出すために「目」を閉じる頭を使っていること、など、興味深く観ることができました。
最後に、今回から始動!の第Ⅴ期サポーターです。
(写真には写っていませんが、このほか早朝から準備に来てくれた秘密兵器3名。)
1年間どうぞよろしくお願いします。