扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2017年2月17日(金) 
  • 月曜会藤ヶ丘会場 モーム「月と六ペンス」

2017年2月17日名古屋文学サロン月曜会、「月と六ペンス」の様相をお伝えします。
暦の上では春ですがまだまだ寒い2月の半ば、久しぶりの青猫で藤が丘会場の定例会を開催しました。





まずは猫町ジャズ講座・歴史編から。昨年11月以来のジャズ講座です。今回取り上げるのは名盤中の名盤、Miles Davisの「Kind of Blue」より「So What」
青猫マスター高橋さんは「モード奏法という新しい技法がいろいろなフレーズやメロディを作り出し、自由度が高まった」との評。
今までの講座で登場した、ビ・バップなどのような曲調とはがらりと変わってしっとりと落ち着き知的でオトナ人な感じのよく伸びる音に会場一同うっとり。





読書会が始まりました。
今回は45名中なんと10名もの初参加のメンバーをお迎えしての読書会です。



今回は昨今話題の「ゴッホとゴーギャン展」にちなみ、ゴーギャンをモデルにした小説「月と六ペンス」が選書されました。



「ストリックランドは方々でいろいろな人に語られている、語られる人の数だけストリックランドがいる」「芸術を理解するにはトレーニングが必要、早期にストリックランドの作品を理解したストルーブはすごい人」



「ストリックランドみたいに放っておかれるのが好きなオトコってどう?」「めんどくさい」「結構はなしの構成があざとくて白々しいところがありますね」



「以前ストリックランドみたいなオトコにひっかかったから、ストルーブみたいなオトコをつかまえたい!」



「やりたいことに一途なストリックランドも、好きな女性の幸せがいちばん大切なストルーブもオレだ!」今回も各テーブル盛り上がっています。





本日の一曲はWayne Shorterの「Native Dancer」より「Diana」
とてもわかりやすくきれいなメロディを鑑賞しました。



今回のベストドレッサーの受賞者です。
ひまわりの花のアクセサリや画集などのアイテムや、華やかなファッションが決め手となりました。なお、本日も多くの個性的なベテラン勢が参加する中、初参加の方々が堂々の受賞、おめでとうございます。





読書会ののちに会場を移して懇親会はおなじみの「ばんばんざい」へ。物語の中でストリックランドが最後にたどりついた島のことば、タヒチ語で、「Manuia(乾杯)!」




今回も懇親会まで多くのご参加ありがとうございました。次回3月24日の藤が丘会場は久しぶりのラテンアメリカ文学、プイグ「蜘蛛女のキス」です。
また月曜会でお会いしましょう。


#お知らせ
名古屋文学サロン月曜会はmixiを母体に活動を行っています。気になった方はお気軽に中を覗いてみてください。
mixi – 名古屋文学サロン月曜会

文責:おりがみ
写真:hilo

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