猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2017年3月1日(水)
- 名古屋アウトプット勉強会第122回『あれかこれかーー「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門
3月1日(水)、第122回アウトプット勉強会がウインクあいちにて開催されました。参加者は35名でした。
今回の課題本は野口真人著の「あれか、これか――『本当の値打ち』を見抜くファイナンス理論入門」。
企業価値評価の専門家が書いたファイナンス理論の本、というと堅い印象ですが、入門というだけあって、具体例もたくさん載っており、初心者にも(そして数式が嫌いな方にも…)読みやすい本であったかと思います。さて、本当に「本当の値打ち」を見抜けるようになるのでしょうか。
アウトプット勉強会では、7人程度のグループに分かれて課題本について意見交換を行いますが、今回受付にご案内用のアプリが登場いたしました。
これでグループを聞き間違えることも無く、スムーズに受付が進むかも?無事に各テーブルへと着席したら、アウトプット勉強会の始まりです。
参加者はファイナンスって何?という初心者から、ファイナンスの知識が豊富な方まで様々ですが、だからこそ多様な意見が出て盛り上がったのではないかと思います。
我がDテーブルでまず話題になったのは、課題本の一番はじめに載っているクエスチョン。「ギザのピラミッドと、ヴェルサイユ宮殿と、現金10億円。もらえるなら、どれを選ぶ?」
ファイナンス理論としては、現金を選ぶのは愚かな選択だそうですが…。「まあ、理論は理論、実際は現金かな。」という現金派がどうやら多数派の模様。
その後も、投資に関する実体験から自身の資産運用についての相談まで、時に脱線しつつもファイナンスについて活発に議論が交わされました。
前回のアウトプット勉強会の課題本「LIFE SHIFT」が100歳まで生きると考えて人生設計をしよう、という本であったため、
今回の課題本はお金について考えるのにうってつけ、真剣に読んだとの意見も。
ファイナンス理論に詳しい方からは、実際の資産運用の参考にするには理論に偏りすぎているとの声がありましたが、総じてファイナンスの入門書としては高評価であったかと思います。
2時間近くのアウトプットの後は、一人ひとり「実行宣言」。
名古屋アウトプット勉強会では、「現実にコミットする」をテーマに課題本を読んで自分が実行しようと思ったことを最後に宣言します。
皆さん、今回はいつにもまして現実にコミットした宣言を行った模様です。
アウトプットの後は懇親会会場へ移動し、話し足りないことを話し合いました。
美味しいお酒とご飯をお伴に、本の内容のほか、猫町倶楽部の様々な催しについて、それぞれの仕事の話から投資に関する具体的なアドバイスまで、遅くまで盛り上がりました。
次回、第123回アウトプット勉強会はスティーヴン・R・コヴィーの「7つの習慣―人格主義の回復」です。
日時は3月29日(水)の19時から。開催時刻が今までより15分早くなりますのでご注意ください。皆さんのご参加をお待ちしております。
文 とも 写真撮影 わとう