扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

東京アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年4月22日 読書会16:00~18:30 懇親会19:00~21:00
  • 東京アウトプット勉強会 第95回 P・F・ドラッカー『「経済人」の終わり』

東京アウトプット勉強会4月の課題本はドラッカー29歳のときの処女作であり、偉大なる思想の原点となった歴史的名著「『経済人』の終わり」です。

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1人で読み終わった時にはさっぱり理解出来なかった本でも、読書会で話すことで理解が深まるから不思議です。

絶望の中にいて、大きな変革を求めてしまう、大きなカリスマを求めてしまう事は、現代にも言えることのように感じました。絶望の中で希望の光はとても眩しく見えるのかもしれないです。

現代において光は誰になるのだろうかと考えた時、YouTuberぐらいでないかとの意見は面白かったです。

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—参加者さんの感想—
みなさん課題本の難解さに苦しんで読み終えたそうで、出だしは重たい感じでした。でも途中からファシズムが生まれた背景に大衆の不満があったことに着目したことから話が盛り上がりました。今の日本であれば経済的な世代間格差が引き金となって大きなうねりが出てくるのではと、参加者の職業や興味のある、教育・IT・社会学などの観点からの考察で話し合いが活発になりました。また、人をひきつける政治家として小泉進次郎の名前があがっていました。

初ドラッカーの方が多かったので、マネジメントなどから想像できるようなイメージとは大きく離れていた点や、現在の自分との接点がなさすぎて戸惑った方が多かったようです。29歳で、しかもリアルタイムでこれを書き上げるドラッカーとはいったいなんなのかという話や、ナチスやヒトラーへのイメージが少し変わったと話されている方もいました。


 

次回の課題本は千葉雅也さんの「勉強の哲学」です。
読書会にはうってつけの課題本かなと思いますのでぜひご参加ください!!
(文 写真:Kobayashi)

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