扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2017年6月17日 
  • 関西アウトプット勉強会第86回 千葉雅也著「勉強の哲学」

2017年6月17日(土)、梅田阪急ビルオフィスタワー26階貸会議室にて第86回 関西アウトプット勉強会が開催されました。

今回の勉強会は、前回の勉強会に引き続き満員で、38名の方にご参加いただき、そのうち初参加の方が14名いらっしゃいました。


会場に到着したら、会議室前で受付を済ませて各テーブルに分かれて開始までご歓談ください。



定刻の17:30より、司会より本日の進行に関して説明があります。

その後、ファシリテーターと呼ばれる進行役がテーブル毎に議事進行していきます。先ずは自己紹介しながら雰囲気に慣れていただいて、だんだん課題本に関して意見を交換していきます。勉強会中は「人の意見を否定しない」というルールを守っていただければ、どんな発言をしていただいても大丈夫です。


今回の課題本は千葉雅也先生による「勉強の哲学 来たるべきバカのために」です。勉強をする事で、今まで縛られていた他者との関係性から自由になり、これまでの自分を破壊できるという趣旨に関して、身近な事例を使って説明していくといった内容の本です。


各テーブルでどのような感想や意見が出たのか、抜粋してみました。

・文末に、「です・ます」調と「だ・である」調が混在しているのが気になった。

・欲望年表(自分のライフステージを通してどのようなこだわりがあったのか書き出し、それを客観的に分析する事でこだわりから自由になるという手法)を実際に作ってみて勉強になった。

・読書ノートを本書に従って作ってみた。

・欲望年表とは少し違うが、断捨離をする事でも自分自身の過去のこだわりを客観的に分析できた。

・毎年、年初めにやりたい事を100個書き出しているが、それも欲望年表と同様の働きがあって自分の再発見につながっている。

・言葉の使い方が独特で、一回読んだだけではすぐには理解できなかった。

・この本に書いてある内容を無意識に身につけている人もいると思うが、それを改めて言語化している事がすごいと思った。



また、読書会の雰囲気に関して初参加の方から、「参加する前はどれだけ高度な議論を要求されるのかと身構えていたが、本を通じて自分が思った事を言えば良かったので楽しめた。」といった意見もいただけました。

猫町倶楽部は参加するハードルこそやや高めに設定していますが、読書会自体はゆるくしていく方針なので、初めての方でも安心してご参加いただける場になっていると思います。少しでも迷っている方がいらっしゃいましたら、是非一度ご参加下さい!

約2時間に及ぶ読書会が終わり、猫町倶楽部の主催者であるタツヤさんより一言ご挨拶をいただきました。

曰く、この本は猫町倶楽部の考え方に非常にマッチした本であり、自分自身のこれまでの環境から一歩踏み出す場として、少し自分にとって難しい本を読む読書会で勉強を仕組み化していく事が大切である、といった趣旨のお話でした。

最後に全員で記念撮影!皆様、ご参加いただきありがとうございます!


定例会後は、お楽しみの懇親会♪
梅田東通り商店街に場所を移し、「ALE HOUSE 加美屋」さんへ。


一緒に勉強会を乗り切った同志として、お酒を交えながら話に花を咲かせます。




懇親会には課題本著者の千葉雅也先生にもご参加いただきました。





気さくに交流していただき、課題本に関しての質疑応答もあり、より理解が深まりました。ありがとうございます。



次回の関西アウトプット勉強会は7月15日(土)に開催します。
課題本はリチャード・ドーキンス著「利己的な遺伝子」です。
40年以上前に出版され、未だに読み続けられている古典的な科学啓蒙書です。読み切るのは大変かもしれませんが、たくさんのご参加お待ちしております!


文 しみ
写真 VANちゃん、のずみん

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