猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2012年10月13日(土)~14日(日)
- 内田樹が猫町倶楽部にやってくる!! 名古屋&関西アウトプット勉強会 京都旅行
10月の名古屋アウトプット勉強会は7年目にして初の旅行イベント、そして、ゲストには内田樹さんが登場、題して「内田樹完全攻略!」を開催しました。
また、今回の舞台は京都、ということで今回は関西アウトプット勉強会との合同読書会となりました。
まずは10/13(土)の早朝、猫町倶楽部マスコットキャラの旗を目印に、一行は名古屋駅に集まり高速バスで京都に向かって出発!(なお、この旗は運営サポーターのみちこさんお手製です!)
京都駅前に昼過ぎに到着、各自で昼食休憩を取った後、読書会の会場かつ宿泊先となるハトヤ瑞宝閣にチェックイン。
早速、全10チームに分かれ、第一部の読書会がスタート。
普段とは違い、名古屋と関西のメンバーがシャッフル、また畳の上での読書会ということで戸惑っているメンバーもいましたが、徐々に慣れてきた模様。
以前、名古屋文学サロン月曜会イベントにゲストとして来てくださった二村ヒトシさんが、なんと今回は一参加者として登場するサプライズも。なんでも内田さんの大ファンだとか。
さて、今回の課題本は内田さんに著書の中より選んでいただいた3冊。
・『街場のメディア論』
・『私家版・ユダヤ文化論』
・『レヴィナスと愛の現象学』
まずは『街場のメディア論』チームの様子を。
各テーブルで話題になったのは「メディアの質」「著作権」「メディアリテラシー」「教育」などなど。また、テーブルによっては最近のテレビ番組の質についての白熱した議論もありました。
続いて『私家版・ユダヤ文化論』チームの様子。
この本を読むまでユダヤ人のイメージは、世界史や都市伝説的な陰謀論のイメージ等遠い存在の印象を持っていた方が多かったようです。テーブルによっては身近にユダヤ人と係った経験を持っている方の話もあり、また見方が変わったのではないでしょうか。
最後は『レヴィナスと愛の現象学』チームです。
今回の3冊の中では最も難解と言われていましたが、いざ会が始まると最も活発に意見が飛び交っていたのは、この本ではなかったでしょうか。
このテーブルには二村さんも一参加者として加わりました。
なお、今回の名札はこのイベント限定。よーく見ると課題本によってデザインが異なります。参加者の皆さんは大切に保存してくださいね!
どのテーブルも非常に盛り上がっている雰囲気の中、約2時間の読書会が終了。
読書会終了後は、京都キャンパスプラザに移動して、いよいよ第二部の講演会。
そうです、内田樹さんの登場です。
この日も内田さんは直前まで神戸で別のお仕事、と非常に多忙な中、駆け付けてくださったのですが、そんな素振りは全く見せず穏やかな語り口で淡々と話される姿に参加者も真剣に聞き入っています。
私自身、印象的だったのは「情報格差社会から抜け出すために、情報源として信じられる人間のスクリーニングを行いなさい」という話でした。氾濫しすぎた情報に対して何を信じていいのか基準を設けること、そのために信頼できる人を探すこと、もう少し自分でも整理して実践してみたいと思います。
また、「教育に必要なのは必ずどこかで学びが機動するという子どもの可能性に対しての全幅の信頼ととにかくそれを『待つ』ということである。」という意見には、お子さんのいらっしゃる参加者はもちろん、多くの方が共感されたようです。
最後は30分程の質疑応答、一つ一つの質問に丁寧にお答えいただきました。
講演会が終わり、一日目の最後は内田さん、二村さんを囲んでの打ち上げ。
また名古屋・関西の枠を超えて多くの方が普段話すことのないメンバー同士の交流を楽しみました。
続く二日目(10/14)は大人の修学旅行。運営サポーターの選んだ以下のツアーに分かれて、それぞれ京都観光を満喫しました。
・「縁結び祈願と嵐山・嵯峨野散策」ツアー
・「京都・お土産を買おう」ツアー
・「日本庭園とラーメンを堪能して恵文社へ遊びに行く」ツアー
・「国際マンガミュージアム」ツアー
・「保津川下り!!」ツアー
中には小学校以来の京都、という参加者もいたようですが普段のストレス解消(?)と言わんばかりにはじけてもらいました。
帰りのバス、集合は二条城前。
ここで名古屋からの参加組全員で記念写真。このあと、『予定通り』渋滞に巻き込まれつつ、夕方には名古屋に到着、解散となりました。
本当に参加者の皆さん、お疲れさまでした。
来年はどこに行きましょうか?
最後に、今回の京都旅行イベントの企画・運営に携わった名古屋アウトプット勉強会、関西アウトプット勉強会の運営サポーター集合写真です、お疲れさまでした。