猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2018年5月14日(月)
- 第一回源氏物語読書会
5月14日月曜日。
藤が丘駅より青々とした街路樹を眺めながら、真っ直ぐ道なりに歩いてJAZZ茶房 靑猫へ。
暖かな陽気の中、月曜会 長編読書会 第一回「源氏物語読書会」を開催しました。
1年(全12回)をかけて紫式部『源氏物語』口語訳の読了をめざす会です。会場は定員64人で満席!
気温のせいなのか、みなさんの熱気なのか暑い……。
第一回課題は 桐壺、帚木、空蝉、夕顔 の4帖です。
各テーブルには、源氏物語に登場する姫君の名前のテーブル札(裏には姫君に関係のある和歌があしらわれています)。
また、1年間使用する名札には、国宝「源氏物語」絵巻(再現版)をシールで毎回貼っていただく仕様……と、参加者の皆さんを源氏尽くしでお出迎え。
今回のシールは、スタートということで源氏のお顔を。
第15帖 蓬生「よもを」より源氏が末摘花の屋敷を訪れたところ。
右が露を払う惟光、左が源氏です。
これから読む帖が楽しみですね。
いよいよ読書会が始まりました。
各テーブルでは主人公“源氏”に対する印象が二つに分かれました。
女性の気持ちを汲まない身勝手さは、貴族であり若さである故なのか、はたまた血筋なのか、好感が持てないといった男性陣からの一致した意見があったり、地位や権力、容姿に学才を備えた源氏に言い寄られたら…と萌えるテーブルもあったよう。
テーブルによって真逆の印象って面白い!
また、まだ幼い小君の奮闘ぶりや、乳兄弟である惟光の働きに言及したり、場面ごとの和歌や女性品定めの様子、姫君とのやった・やらない問題など(笑)。話題に尽きなく、盛り上がりの中時間はあっと言う間に過ぎていきました。
読書会後は、月曜会ではお馴染みのドレス・コード。
お題は「むらさき」です。
猫町メンバーは本当にドレス・コードを考えるのが上手!
服はもちろんのこと、口紅まで紫にして来られた方や、
源氏物語でよくある三角関係を形で表したピアスを付けられた方。
「源氏物語の色辞典」という本を参考に、紫系統の服を着て来られた方も(あ、それ紫じゃなくない?というツッコミが)。
いいんです! 猫町のドレス・コードは、それでいいから面白い♪
みなさんもこれからのドレス・コード、お題を楽しみにしていて下さいね!
最後に、先行予約の受付を。
先行予約では、次回課題帖の系図(サポーター・オリジナル作成版)がプレゼントされました。
毎回、その場で次回の予約をしていただくと、次へのモチベーションアップになる上、ちょっとお得&プレゼントがありますので、ぜひ活用してくださいね。
さて、懇親会も30人超!
月曜日から楽しい時が過ごせました。
また次回も読了&ご参加お待ちしてます!
これから一年ご一緒するサポーターです。よろしくお願いいたします!
次回は6/11(月)課題帖は、若紫、末摘花、紅葉賀、花宴、葵の5帖です。
(瀬戸内訳で297ページ、谷崎訳で 222ページ)
第一回にご参加出来なかった方も、桐壺~葵までを読んで頂ければ
第二回の読書会が参加可能です。
あなたもぜひ「源氏物語」を読んでみて下さい♪
文責・カノン
写真・okko