扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

東京文学サロン月曜会[文学]

  • 2018年5月27日(日) 受付開始16:00 読書会16:30~18:30
  • 第100回 東京文学サロン月曜会 ヘッセ「デーミアン」

こんにちは!

猫町倶楽部東京文学サロン月曜会はこの度記念すべき第100回目を迎えました!

今回の課題本はヘッセの『デーミアン』。

5月27日(日)に代官山chano-maで行われた読書会の様子をお伝えします。


 


 

まずは16:30から始まる読書会本番の前、15:15から「欲張り読書会」が行われました。

こちらは本番前の時間に余裕のある方や、読書会本番の前に話したいことを整理しておきたいという方、課題本についてたくさん話したいことがある方などなど、文字通り欲張ってフライング読書会しちゃおう!という時間です。


 

簡単な感想や作品を読んでいて浮かんだ疑問点などを話しているうちに、あっという間に本番の開始時間が近づいてきます。

 

読書会の受付が開始されると続々と参加者が集まってきました。

今回の参加者は全体で90名ほど。

一つのテーブルにつき7~8人のグループに分かれ、読書会が行われます。


 

最初に司会からアナウンスがありますが、この読書会の大事な決まりごとは「他人の意見を否定しないこと」。

それ以外なら、何を話してもOKです。

グループ内で一人、進行役のファシリテーターを決めたら、さあ読書会の開始です!

 

「自分の少年時代と重ね合わせて読んだ」

「主人公のモデルはヘッセ自身?だとすると、どこまでが実際に体験したことなのだろう?」

「デーミアンは実在の人物なのだろうか、それとも主人公の作り出した想像上の人物?」




 

共通の課題本を読んできた仲間だからこそ、初対面でも話が弾むのが読書会のいいところ。

他の人の感想に共感したり、自分では気づかなかったところに気づかされたり。

一人で読んだだけでは味わえない作品の魅力に出会えるのは、本好きの仲間たちが集う空間ならではです。

最初はちょっととっつきづらかった課題本が、読書会が終わる頃にはすっかり好きになっていることも。

 

読書会の最後には、ベストドレッサー賞を選びます。

今回のドレスコードは「明と暗」または「少年少女」。

各グループでドレスコードのテーマに合った一番オシャレな人をみんなの投票で決定。


 

今回のベストドレッサー賞はこちらのみなさん!



 

みなさん自分らしく「少年少女」や「明と暗」を表現した服装で参加されていました。

 

さて、これにて読書会は終了ですが、せっかく同じ本について語り合った仲間たちともっと話したい!という人のため、会場はそのまま懇親会へ。




 

料理を囲んで、ますます会話も弾みます。

 

今回は東京文学サロン月曜会第100回記念ということで、過去100回分の課題本を振り返る小冊子とクイズをご用意。



 

課題本のイントロクイズとタイトル穴埋めパズルは、「この本は楽しかった!」「これは自分は読んでないけど、読書会出たかったなぁ」など、これまでの月曜会を振り返りながらグループの仲間で協力して解いてもらいました。

 

そして、懇親会の半ばには「猫町堂古書店」が開店。



 

こちらでは自分のおすすめの本を一冊持ってくると、並んでいる本と交換することができます。

普段自分からは手に取らない本と出会えるかも?

ぜひお気軽にのぞいてみてくださいね。

 

宴もたけなわとなったところで、懇親会も終了です。

今回が猫町倶楽部初参加の人も、この頃には新しい読書仲間たちと打ち解けて「また読書会で会おうね」と挨拶を交わしていました。

 

そして懇親会が終わってもまだまだ話たりないという人たちは三次会へと繰り出し、第100回目の読書会は無事幕を閉じました。

 

さて、次回の東京文学サロン月曜会は6月24日(日)。

課題本はサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』です。

皆様のご参加を心よりお待ちしております!

 

記:マヤ 写真:hase、やまちゃん

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