猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2018年6月11日(月)
- 第二回源氏読書会『若紫』~『葵』
6月11日(月)、「源氏物語読書会」の第2回を開催しました。
1年(全12回)をかけて紫式部『源氏物語』口語訳の読了をめざす会です。
会場のJAZZ茶房青猫は前回に引き続いて65名の参加をいただき満員御礼、うち読書会自体が初めて、という方も3名いらっしゃいました。
源氏物語読書会は連続した会ですが、その時の課題帖まで読んで来さえすればいつでも途中参加ができる会でもあります。
今回の課題帖は若紫、末摘花、紅葉賀、花宴、葵の五帖。
それでは読書会の様子を少しだけ覗いてみましょう。
源氏と紫の上の出会いが描かれた『若紫』から新枕を交わす『葵』まで、さまざまな意見や感想が飛び交いました。
「少女誘拐、拉致監禁、関係した女性のランク付けに、なんだかんだ義父と相思相愛な光の君、
まだ1巻目なのに、ぶっ飛ばし過ぎ!」
「和歌のやりとりを読むにつけ、舞もあるしミュージカルみたいよね?
いやいや、これ即座に返すなんてラップバトルみたいじゃない? ここんとこはビーフじゃない!」
「源氏に挑戦的な歌を詠んだ朧月夜が好きだなぁ。源氏に負けん気の強い頭の中将も良かった」
みなさん読んでくる訳本がさまざまなので、それぞれどう書いてあるのか
同じシーンを比べるのも面白いです。
今回のドレスコードは「はな」。
月曜会と同じく長編読書会でも会をより楽しくする遊びの要素としてドレスコードが設定されています。
懇親会は会場を移し藤が丘駅近く、洋食ベースの居酒屋「アサノ食堂へ」。
読書会の雰囲気そのままに楽しい時間を過ごしました。
これからの源氏物語読書会、予定は以下の通りです。
第3回:7月9日(月) 賢木・花散里・須磨・明石
第4回:8月6日(月) 澪標・蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲・朝顔
第5回:9月10日(月) 少女~常夏
第6回:10月15日(月) 篝火~藤裏葉
第7回:11月12日(月) 若菜 上・下
第8回:12月10日(月) 柏木~雲隠
第9回:1月 7日(月) 匂宮~椎本
第10回:2月4日(月) 総角~宿木
第11回:3月11日(月) 東屋~浮舟
最終回:4月8日(月) 蜻蛉~夢浮橋
今回話題をさらった源典侍や末摘花も、このあとまた登場してくる模様。
たくさんのご参加、お待ちしています!
源氏物語読書会サポーター
写真:ゆうみ、ジャスミン。okko
文責:あじさい