猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2018年6月16日(土)
- 海猫沢めろんさんと行く!信州温泉読書会ツアー(課題本:キッズファイヤー・ドットコム)
2018年6月16日朝8時、名古屋駅噴水前に集まる一団。我らはそう、「海猫沢めろんさんと行く!信州温泉読書会ツアー♪」の参加者なのです。ゲストに第59回熊日文学賞を受賞された海猫沢めろんさんをお迎えし、日本大正村、昼神温泉での読書会や温泉、星空観賞、馬籠妻籠を楽しもうという贅沢な企画となっています。
2年ぶりとなった猫町倶楽部月曜会旅行、朝早くにも関わらず、皆さまワクワクとした様子で集合場所に集まっています。
バスに乗り込みツアースタートです。
バスの中では自己紹介をしてから、歓談タイムへ。和気あいあいと盛り上がっていました。
SAにて、はいチーズ!
1時間半ほどバスに揺られているうちに、最初の目的地、日本大正村に到着です。
日本大正村ではサポーターによる歴史探索コースもしくは大正浪漫コース、もしくは自由行動の3つに分かれての観光となりました。
なんとも風情溢れる街並みに心満たされ、足取りも軽くなります。
歴史を感じさせる雰囲気の八王子神社。
社殿の造営は1678年だそう!
明智城跡は、おやおや…?思ったより坂がキツそう…。
「登るの止めましょうか?」
「いえ、行きます!!」
ほとんどの方が登頂!!良い汗かいた~~。
大正モダンな洋風建築の大正ロマン館。
館内にはアンティーク家具やオルゴール、アコーディオンの展示などがあり、レトロな雰囲気を漂わせていました。
旧三宅家ではなんと、本物の囲炉裏が!
さらに、薪割り体験もさせてもらいました。
「斧が意外と重い!!」
「振りかぶるのが怖い…」
やはり初めてではなかなかスムーズには割れません。貴重な体験となりました。
大正村で観光した後は、今回のお宿、ユルイの宿恵山へと向かいます。
到着したら、さっそく読書会の始まりです。
課題本は海猫沢めろんさんの「キッズファイヤー・ドットコム」。
ゲストのめろんさんには各テーブルを回り、感想を聞いたり質問を受けたりしていただきました。
「ホストの言葉遣いが面白い!」
「“今”読まないといけない本。世相を反映している。」
「クラウドファンディングでの子育ては、村社会の“みんなで育てる”習慣の最新版のように感じる。」
「ホスト達が“子育て”をしている感じがしなかった。“この子をどういう大人にしたいか”が抜けている。」
「キッズファイヤーと生活保護はある意味似ているのでは。」
「前半と後半では全然雰囲気が違うけれど、本当に書きたかったのはどちら…?」
著者ご本人を交えての読書会は、和気藹々と進んでいきました。
今回のドレスコードは「星」。皆さま星を上手くあしらって、キラキラと輝いていました。中でもひときわ輝いていた一等星(ベストドレッサー)の方達がこちら。
めろんさんと一緒に記念写真をパチリ。
読書会後は夕食です。
お肉ありお魚ありの豪華な食事に思わず顔がほころびます。
焼き魚や天ぷらなども運ばれ、大・大・大満足!
お腹がいっぱいになったら、今度はめろんさんのトークショーの時間です。
参加者の皆さまからの様々な質問に答えていただきました。
Q「最近のテクノロジーで興味のある分野は?」
A「お金関係、ビットコインに興味があります。」
Q「実際のホストも本に出てきたような感じですか?」
A「あんな感じですよ(笑)」
Q「読書会をするなら課題本は何にしますか?」
A「うーん、難しい本を僕以外に解説してほしいですね。」
どんな質問にも気さくに答えてくださいました。
中には“ここだけの話”も…?!
トークショー後は星空観賞へ。
今回星空を鑑賞した阿智村は、日本一星空が綺麗な村として環境省からも認定を受けているというこれ以上ないロケーション!ガイドさんの解説もつけてもらいました。
ところが、観賞場所に到着した時には曇り空。
これではあまり星が見えない、と残念な気持ちでいましたが…
「晴れてきた!!」
なんと、願いが通じたのでしょうか、どんどんと雲が薄らいでいき、視界には満天の星空が!!
レーザーポインタを使用したガイドさんの説明にも力が入ります。
北斗七星、夏の大三角形、春の大曲線…。
天体望遠鏡で木星の観察もさせてもらえました。
その後は露天風呂で星を見ながら入浴したり、集い部屋に集まって皆で飲みながら語り合ったり…夜が更けるまで皆さまエネルギッシュに活動していました。
翌日は朝食の後、馬籠・妻籠観光へ。
馬籠・妻籠をじっくり観光するコースと中山道ハイキングコースに分かれての行動となりました。
中山道ハイキングコースでは、馬籠峠から妻籠までの中山道をひたすら歩いて歩いて歩きます!
馬籠!
名物五平餅で腹ごしらえを!
これから歩くぞ!
歩いて
歩いて
歩く!
道すがら置いてある熊よけの鐘を鳴らしつつ…。
男滝女滝を鑑賞し…。
ちょっと休憩したり…。
童心に帰って花冠を作ってみたり…。
そうこうしているうちに…
やったぁ妻籠に着いたーーーー!
冷たいお蕎麦で体力回復!
名物おやきも食べないとね!
楽しいひと時にも終わりが来て、あっという間にバスの時間になってしまいました。
帰りの車内は大半の方がはしゃぎ疲れて眠ってしまったようです。旅の思い出を夢に見ているのでしょうか。
とても盛り上がった二日間、参加者同士の仲も深まり素敵な旅行になりました。
最初から最後までご一緒していただけました海猫沢めろんさん、ありがとうございました!
猫町倶楽部はこれからも様々なイベントを開催していきます。是非イベントに参加して、楽しい思い出を共に作っていきましょう!
皆さまの参加、お待ちしております!
(文:ゆき 写真:なな・Yu)