扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

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  • 関西アウトプット勉強会 第100回『教養主義のリハビリテーション』ゲスト:大澤 聡

関西アウトプット勉強会[ビジネス]

  • 2018年8月25日(土) 16:30 受付開始 17:00~読書会 18:25~大澤聡さんレクチャー 19:20~21:05 懇親会開始
  • 関西アウトプット勉強会 第100回『教養主義のリハビリテーション』ゲスト:大澤 聡

2010年5月15日に始まった関西アウトプット勉強会、その記念すべき第100回目がドルフィンズ 堺筋本店にて開催されました。
今回の課題本『教養主義のリハビリテーション』の著者、大澤聡さんにも駆けつけて頂いたこともあり、単独開催では過去最大の総勢75名での読書会となりました。
参加して頂いた皆様、本当にありがとうございました。


「期間中に3回以上浴衣を着て関西の猫町倶楽部へ参加された方に記念品を贈呈」する連動企画を開催中だったこともあり、浴衣姿で来場された方も多くいらっしゃいました。華やかで良いですね〜。


今回の課題本『教養主義のリハビリテーション』は危機に瀕している教養主義が進むべき道について、鷲田清一先生、竹内洋先生、吉見俊哉先生の3名との対話を通して考えていく内容です。教養と読書は切っても切り離せない関係にあるため、特に読書好きの方には気づきの多い本ではないでしょうか。


今回は100回記念ということで、過去の課題本100冊による人気投票を行いました。投票は「リバイバルしたい!」、「盛り上がった」、 「面白かった」、「生活に活かせた」、「読了に苦労した」の5部門で行われました。結果は後ほど記載します!


読書会では皆さん予め決められたテーブルに座り、各テーブルに1人いるファシリテーターが進行役となり読書会を進めていきます。100回記念ですが↓の猫町唯一のルールは変わりません。
●課題本を必ず読了してから参加すること
●他人の意見を批判しないこと(本の内容についての批判はOKとなっています)


読書会の最中は大澤さんが全テーブルを回って質問に回答してくれました。私がいたテーブルでは「この本は誰に向けて書いた本なのか?」という質問が出ましたが、それに対して「17歳だったころの自分に読ませる本」という意外な回答が!?(その他にも学生や社会人で仕事と読書が繋がっていない人向けに書かれたとのことでした)


読書会の後は大澤さんから課題本に関するレクチャータイム。特に「読書会」についてお話頂いたことが印象的でした。
●読書会の落とし穴:声の大きい人に感想が引っ張られがち。自分の最初の感想を大切にする。
●ワークショップと違い、読書会では必ずしも一定のアウトプットを出すことが目的ではないはず。無理に結論を出す必要はない。
などなど、今後の読書会で意識すべき内容が盛りだくさんでした。より良い読書会のためにも、今後の大澤さんの研究を注視していきたいですね。


その後は同会場にて懇親会を行いました。最初は読書会と同じテーブルに座り、途中で用意された雑談テーマの中から好きな所へ席替えします。今回のテーマは「妄想バカンス」、「好きな漫画」、「オススメの本」、「フリートーク」、「話し足りん」、「子供の育て方」、「夏には外せないグルメ」、「理想のデート」、「猫町の懐かし話」の9テーマでした。100回記念なだけあって、いつもより尖ったテーマが見受けられますね^^


さて、待ちに待った課題本人気投票の結果発表です。結果は以下の通りになりました!
●「リバイバルしたい!」:第69回 エーリッヒ・フロム『愛するということ』
●「盛り上がった」:第93回 白河桃子/是枝俊吾『「逃げ恥」に見る結婚の経済学』
●「面白かった」:第93回 白河桃子/是枝俊吾『「逃げ恥」に見る結婚の経済学』
●「生活に活かせた」:第1回,71回 D・カーネギー『人を動かす』
●「読了に苦労した」:第92回 リチャード・セイラー『セイラー教授の行動経済学入門』
個人的に『愛するということ』は好きな本ですので、是非ともリバイバル読書会を開催して欲しいですね!

最後に皆で集合写真を撮ってお開きです。


最後まで参加してくださって大澤さん、サイン攻めにも快く応じて頂きました。お忙しい中、本当にありがとうございました。


場所を移しての3次会にも多くの方々が参加してくださいました!皆さん終電ギリギリまでお付き合い頂きありがとうございました。
読書会の運営をするボランティア(=サポーター)の内、今回をもって2名が引退するということで記念撮影をパシャリ。
かく言う私がその一人なのですが、サポーターに立候補する時は「1年間本当にやり通せるのか?」と散々悩んだ覚えがあります。結果としてなかなか得難い経験と友人に恵まれたので、あの時は本当に良い決断をしたもんだと今でも思います。
最近はサポーターをやりたい!という方も増えているらしく、募集がすぐに埋まってしまうこともありますが、もしチャンスがあれば思い切って立候補してみては如何がでしょうか。一味違った世界が広がっているかもしれません。


さて次回の関西アウトプット勉強会は9月22日(土)、場所はちゃやまちアプローズタワー13階での開催となります。
課題本は佐伯 胖『「きめ方」の論理 』(ちくま学芸文庫)です。お申込みはこちらからお願いします。
皆様のご参加、お待ちしております。

文:ツバサ  写真:そねっち、典子

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