猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2018年9月1日
- 第109回東京アウトプット勉強会『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
2018年9月1日(土)
TKPスター会議室六本木にて第109回東京アウトプット勉強会が開催されました。
今回の課題本はマックス・ヴェーバー著の『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』です。
宗教と経済という一見、相反するテーマがどう融合するのか 、非常に興味深い内容の本です。
学生のころに読んだことがある、または読もうとしたが挫折した、といった方が数名いらっしゃいましたが、ほとんどの方にとっては難解な内容の課題本だったと思います。このように自分一人では絶対に手に取らないような難解な本を読んで語りあうことも猫町倶楽部の醍醐味だと思います。
今回はグループの中で司会進行役であるファシリテーターを選出する際に、アイスブレイクも兼ねてあるお題を行って決めました。
それは、「自分の生活圏(家、学校、職場)にあるハウスルールを話す」です。
今回の課題本が宗教に関する本だったため、それに関連してのお題です。班のメンバーがハウスルールを一通り発表した後に、一番面白かった方を人気投票形式で選出して、その方にファシリをやってもらうという形式です。皆さん、どのようなハウスルールを共有してくれたのでしょうか。気になります。
それでは、参加者の皆さんの意見を一部ですがご紹介していきます。
・大学時代に社会学の授業で紹介してもらった本なので、この会に参加したことで読了できて良かったです。
・今回初めて読書会に参加してみて、キリスト教の体系的な知識だけでなく、宗教に対する参加者の意見を聞くことができて、とても面白かったです。
・今回の課題本は、非常に難解で読了に骨が折れましたが、真面目に色々な話が出来て楽しかったです。
・資本主義が誕生した要因を社会システムの根本にある宗教に求める内容は、物事を根本から考察することの重要性を教えてくれました。
・今回の読書会への参加が、今後の国際情勢の理解に活用できたら人生が少しずつ豊かになる様な気がしました。
・改めて本の解釈が皆それぞれ違うと実感しました。難しい本でしたが、思い切って参加して良かったです。
さて、18:30までたっぷり2時間半の読書会をした後は、近くの居酒屋「小松」に移動しての懇親会です。
今回で、こちらのお店の使用は3回目になるのですが、皆さんの評判は上々です。
ほとんどの参加者の方が帰ることなく懇親会に参加され、最後まで楽しんで頂けたと思います。
最後に告知です。
次回の東京アウトプット勉強会は9月22日(土)16:30から、いつもの六本木を離れて、田町の「ビジョンセンター田町」にて開催します!
課題本は、大澤聡著『教養主義のリハビリテーション』です。次回は、著者の大沢さんをお迎えしての回になります。読んだ本について著者に直接聴ける貴重な機会となると思います。
皆様のお越しをお待ちしております!