猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。
- 2018年11月24日(土) 受付開始17:10 読書会17:30~19:50
- 関西アウトプット勉強会 第103回『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』吉川浩満
だんだんと肌寒い季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
2018年11月24日、第103回関西アウトプット勉強会が開催されました。
今回は課題本『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』の著者である吉川浩満さんをお迎えしました。三連休の中日にも関わらず36名の方にご参加いただきました!
『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』、という一見不思議なタイトルですが、
カール・マルクスが『資本論草稿』に書きつけた「人間の解剖は、猿の解剖のための一つの鍵である」という一節からとったものだそうです。この本は「現在生じている人間観の変容にかんする調査報告」であり、初めに「ヒトの過去・現在・未来」について語られ、大澤真幸さん、千葉雅也さんとの対談を通して「進化と絶滅」を描き、後半では人物及び作品が紹介されています。まさに「人間」を「解剖」する本といえるでしょう。
猫町倶楽部の読書会は5~6人ほどのグループに分かれて、テーブル毎にディスカッションを行います。進行役のファシリテーターを中心に読書会を進めていきます。
猫町倶楽部の読書会では次の2つルールがあります。
それは課題本を読了すること、そして他の参加者の意見を批判しないことです。
これさえ守れば大丈夫!自由に語りましょう。
ここで読書会中に出た感想を一部抜粋します
・この本で紹介されていた「サピエンス全史」を読みたくなった。
・4枚カード問題の中身を変えるだけで、正答率が変わってしまうことに驚いた(1-2 合理性のマトリックスとロボットの戦い)
・ダーウィンの「進化論」の真実は以前から知っていた。
同じ本を読んでいろんな方と感想を共有できるのは読書会の醍醐味ですね。
今回は読書会を行いながら吉川さんが各テーブルを順番に回ります。
気になっていたことを著者の方に聞く絶好のチャンスです!
私達のいたテーブルでは、「2-4 絶滅とともに哲学は可能か」について詳しく解説いただきました。
通常であればここで読書会が終了…ですが、
吉川さんによるレクチャーが始まります!
<時代に対する態度>、吉川さんが執筆されるときのスタンスなど、猫町倶楽部でしか聞くことができない貴重なお話ばかりをお聞きすることができました。
最後に読書会参加者全員で記念撮影!
お疲れさまでした♪
無事に読書会も終了したところで、ここからは場所を移して懇親会の始まりです。
懇親会ではテーマ毎に席替えを行います。今回のテーマは「吉川さんともっと話し隊」、「映画」、「お気に入りおススメの本屋」、「断捨離」、「クリスマスに欲しいもの」、「やりたいことリストの活用方法」でした。
好きなテーマで語るのも、吉川さんにもっとお話を聞くのも自由です。どのテーマも盛り上がっていました。
皆さんいい表情ですね♪
非常に有意義な読書会となりました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
次回の関西アウトプット勉強会、12/29(土) 15:30~、
場所はセカンドスペース ポスト 831で行います。
今回は課題本がありません。
「今年一番自分にとって〇〇な本」(〇〇は自由にお考えください)を
お一人3分以内でエピソードどともに発表して頂きます。
一年の終わりを猫町倶楽部で過ごして、新たな気持ちで2019年を迎えませんか?
皆様のご参加をお待ちしております!
<文:えり 写真:のんこ、よこ>