扉を開けると本の向こう側の世界が広がっていた。

猫町倶楽部とは、参加者が毎回課題図書を読了して集まり、
それぞれの気付きをアウトプットすることで学びを深め合う読書会です。

名古屋文学サロン月曜会[文学]

  • 2013年10月18日 
  • 第71回 尾崎翠「第七官界彷徨」読書会 <藤が丘会場>

10月の名古屋文学サロン月曜会の課題本は尾崎翠の『第七官界彷徨』。

おなじみ『青猫』での読書会。今回の課題本の、少女マンガのような独特の作品世界に、不思議な印象を抱いた方も多かった様子。


 



変わった人だらけの登場人物たちや、何度も言及される「こやしの匂い」など、風変わりな作品なだけに、各テーブル大盛り上がり。

「この雰囲気、好き?嫌い?」「第七官って何だろう?」など、話は尽きません。


 


読書会後、各テーブル1名ずつ、ベストドレッサーを選出。今回は全員女性です。

ドレスコードは「赤」。シンプルなだけに個性の光るメンバーさんが選ばれました。

 

定例会の恒例、青猫マスターによる「今日の一曲」。

主人公の町子が口笛を吹いていたシーンからの連想により、

ミシェル・ペトルチアーニの『100ハーツ』を選曲していただきました。
 

二次会はイルマティーノで。立食形式でワイワイガヤガヤ、読書会で話し足りなかったことを始め、いろんな話で盛り上がりました。

 

こちらは読書会のテーブル札。今回ももちろん、サポーターの手作りです。
 

ドリンクチケットはピアノ風。登場人物の三五郎が、作中で奏でていましたね。
実は右下にいろいろコメントが入ってるの…お気づきでしたか?

(5期のサポーターからのアイデアで、あちこちに話題のタネを仕込んでいます。)

 

ところで、今回の読書会で「尾崎翠を初めて知った!」という方も多かったようです。

普段なら決して手に取ることのない作品を読めるのも、読書会ならでは。

あなたも月曜会で未知の読書体験をしてみませんか?

 

(第6期サポーター かずいち)

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